総合病院の精神科2
精神科医、統合病院離れ 病床2割減、閉鎖も相次ぐという調査結果が発表になりました。通常の治療だけでなく、自殺未遂者やがん患者の心のケアなど役割が広がっているにもかかわらず、総合病院の病床数が2002年からわずか4年間で2割も減少し、さらにその傾向が続いているということです。
私が勤務する病院も、1年前に精神科病床が大幅に削減されました。記事では地方の公立病院が顕著とありましたが、実際には大阪市内でも精神科の病床はどんどん減っており、常勤の医師がいない病院も増えています。ちなみに市内には単科の精神病院はありません。
各病院とも経営が苦しく、収益力に乏しい精神科はリストラの対象になっています。行政からの補助金でなんとか継続しているものの、それもいつ切られるか分からないのが現実です。医師の側からすると、忙しい割に待遇がよくないため、敬遠されがちです。私自身も休みは減り、給料はかなり下がりました。
今日、出身大学の医局で研修病院の集まりがあり、私は部長の代理で出席しましたが、他の総合病院精神科の部長の先生方は、一方ではリストラ圧力にさらされ、もう一方では人手不足に悩んでいる(特に地方の公立病院)と窮状を訴えておられました。私も現状と問題点を述べ、教授、準教授の先生、他病院の先生方からご意見をいただきました。ここでは書けませんが、私個人に対しては「あんまり無理しないでいいよ」ということだったので、もっと気楽に取り組もうと思います。とりあえず、よく分からない理屈で残業代はつけてもらえないので、できるだけ定時に帰るよう心がけてみます。
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コメント
残業は自主的にするものではなく、管理監督者に命じられてするものです。先生の勤務する病院は病院建て替え時に多額の借金をしたため医師の処遇が悪いので有名です。残業代も支払われないような職場では時間内に終わる業務量しか引き受けないのが正しい働き方です。対処困難患者様が多い総合病院精神科ではあまり無理されませんように。
投稿 元基幹病院勤務医 | 2008年6月 1日 (日) 15時26分
元基幹病院勤務医さま
>先生の勤務する病院は病院建て替え時に多額の借金をしたため医師の処遇が悪いので有名です。
よくご存じで。待遇の悪さに逃げ出した医者を「脱北者」と言うそうです。ちなみに、附属の特養は「よろ○び苑」!
研究者からの転向なので、多少の待遇の悪さは目をつぶりますが、あまり露骨にされると頭に来ますよね。上とは辞職願でしかコミュニケーションできないようですし。
投稿 HZ | 2008年6月 1日 (日) 21時21分