「亀田音楽学校」は面白い!
今年の10月からシリーズで始まったNHK教育の番組「亀田音楽学校」は、音楽プロデューサー亀田誠治がJ-POPを題材に、音楽を解説する番組です。
坂本龍一の「スコラ 音楽の学校」に比べると下世話な感じなのですが、音楽の成り立ちをきちんと押さえてくれる興味深い番組です。
先週は「メジャー7th」を題材にしていました。Cのコードで言えば、ドミソに加えて7thの音に当たるシが加わるだけで、CとAmの両方を含むようになり、そのためメジャーでもマイナーでもない複雑な感情を表現できると。目からウロコの説明でした。
いくつか出されていた例のうち、山下達郎の「ダウンタウン」のイントロ(最初の2つのコードがメジャー7th)がいちばんピンと来ました。「オレたち ひょうきん族」のエンディングで聴いて「都会っぽい曲だなー」と子供ながらに思っていましたが、30年後にそのからくりが理解できたのでした。こういう瞬間は嬉しいです。
ゲスト歌手もアンジェラ・アキ、秦基博、前年度の特番に来ていた平井堅も含めて、歌が下手な人は来ないので、安心して聴いていられます。
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