帚木蓬生さんのインタビュー
NHK こころの時代で精神科医・小説家の帚木蓬生さんのインタビューを観ました。
http://www4.nhk.or.jp/kokoro/x/2014-03-08/31/19872/
帚木蓬生はペンネームで、精神科は本名の森山成彬としてクリニックを開業しておられます。ギャンブル依存の専門家として有名な方です。
依存症の治療で中心になるのは、患者同士のミーティングです。番組ではギャンブル依存のミーティングも放送されていました。アルコール依存のミーティングとよく似ており、実際、アルコール依存症の3割にギャンブル依存が併存するとのことです。
精神科医は薬が効く病気にしか興味を示さない、薬が効かない患者は切り捨てている、という耳の痛い批判もありました。動機づけ面接と認知行動療法で、どこまでやれるでしょうか?
皮肉なことに、ニコチン依存に続いてアルコール依存に対しても新薬が発売されました。過去15年で煙草をめぐる社会情勢は大きく変わりましたが、飲酒に対して、さらにギャンブルに対して、これからどう変わっていくでしょうか?
個人的に面白いと思ったのは、開業した理由を訊かれて、「大学の医局は精神科病棟の保護室みたいなもの、公立病院は閉鎖病棟、市中病院は開放病棟、開業したらやっと外来になる感じだよ。」と語って笑っておられました。私自身、早く行動制限が外れるよう、努力しています。
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