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2017年6月

2017年6月19日 (月)

皇居から表参道

2015年4月9日の記事のコースを、今年の3月に再体験しました。今度は歩きです。

皇居の西側に最高裁があり、その隣のホテルに宿を取りました。夕方にイベントが終わり、地下鉄の国会議事堂駅からスタートです。

国会議事堂の周囲を一周。警官が多い。道がやけに広々している。拡声器で何かがなっている人がいるが、話は明らかに脈絡がなく、専門用語で使えば連合弛緩といえるだろう。

国会議事堂の隣に議員会館。個性のないビルが聳え、黒塗りの車がひっきりなしに出入りしている。その隣に首相官邸。

議員会館横の坂を下っていくと、右手に日比谷高校。左手の日枝神社を巻くようにして赤坂にたどり着く。キャピトルホテル東急、安部首相はここのパイコー麺がお気に入りのようだが、まだ空腹ではなかったのでパス。もう一つそびえるプルデンシャルタワー、ここはホテルニュージャパンがあったところなんですね。首相官邸のすぐ傍であの大火災があったわけだ。

赤坂見附方向に進む。ふと雑居ビルを見ると、赤坂メンタルクリニックの名前が。メンタルの世界ではブランドのクリニックです。その向かいにそびえる東京ガーデンテラス紀尾井町、その前の堀に釣り堀が。首都高と合わせて、奇妙な光景。このビルは、前は赤坂プリンスだったんですね。昔、ここでとろろ蕎麦を食ったなー。蕎麦があれば食べたかったが、こういうビルの漂白された感じに馴染めず退散。向かいにホテルニューオータニ。親戚の結婚式で泊ったことがあるかもしれない。

赤坂のラーメン屋で腹を満たしてから、ひたすら246を西に。外苑西通までは暗め。あとは歩きなれた土地で、普通かな。

日本の権力が集中している場所を歩き、そのエネルギーをなんとなく感じた旅でした。




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2017年6月17日 (土)

サカナクションライブ 再び

サカナクションのライブに行ってきました。今度はホールです。

スマホを持たない私は、会場でチケットを受け取って初めて席を知りました。2階席の中央、ステージからやや遠いものの、全体が見渡せて、それはそれで良いです。2列前には、恰幅の良い金髪の男性が。後で片山正通さんだと知りました。
始まってしばらくすると・・・尿意が・・・汗をかくと思って事前に水を飲みすぎたのが失敗でした。アンコールまで間に合いましたが、やや集中力を欠いたかも。
前半盛り上げて、中盤で聴かせて、後半で踊るといういつものパターンで、特に印象的だったのはユリイカのアートワークでした。ただ、視覚に重きを置く分、楽曲への意識が薄れるきらいも。上京の寂しさを体験した一人として、ユリイカは好きな曲でもあるので。
10周年ツアーということでMCが多めでした。いつもながら、一郎さんのサービス精神には頭が下がります。エゴサーチで見つけた批判的な意見を紹介したり、家族と京都の関係を話したり、ファンのハートを掴むのが上手ですね。くじで曲を決める演出は、ホントにできるのかな?と疑り深い私・・・
ラス前では新曲を披露。わりと80年代の歌謡曲の感覚があるかな。
初期の曲もやりつつ、新たな方向性も示すという、10周年にふさわしい構成だったと思います。鬱屈を抱えた青年を脱皮して、いろいろな楽しみを覚えた大人の歌や演出を、ということになるでしょうか。
一方、音響の限界も感じました。私は耳が繊細な方で、会場の前方だと音圧がきついです。今回は後方だったので音量は適切で、低音もきっちり届いていました。ただ、音がよく聞こえる分、ボーカルの一部が軽くーーたとえて言うなら、セカオワのボーカルのようにーー聞こえました。これがサラウンドでどれくらい違ってくるのか、10月の大阪城ホールが楽しみです。

私も人前で話す機会が増えてきました。サカナクションのように良質なエンタメからは、技はもちろん、完成度を求める気迫、そして聴衆に対する感謝の念をお手本にしたい、とつくづく感じるライブでした。

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