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2020年9月 3日 (木)

The Anatomy of Health Care in the United States. JAMA 2013

前回が米国の生物医学研究のまとめなら、今回は米国の医療のまとめ。

abstract

Health care in the United States includes a vast array of complex interrelationships among those who receive, provide, and finance care. In this article, publicly available data were used to identify trends in health care, principally from 1980 to 2011, in the source and use of funds ("economic anatomy"), the people receiving and organizations providing care, and the resulting value created and health outcomes. In 2011, US health care employed 15.7% of the workforce, with expenditures of $2.7 trillion, doubling since 1980 as a percentage of US gross domestic product (GDP) to 17.9%. Yearly growth has decreased since 1970, especially since 2002, but, at 3% per year, exceeds any other industry and GDP overall. Government funding increased from 31.1% in 1980 to 42.3% in 2011. Despite the increases in resources devoted to health care, multiple health metrics, including life expectancy at birth and survival with many diseases, shows the United States trailing peer nations. The findings from this analysis contradict several common assumptions. Since 2000, (1) price (especially of hospital charges [+4.2%/y], professional services [3.6%/y], drugs and devices [+4.0%/y], and administrative costs [+5.6%/y]), not demand for services or aging of the population, produced 91% of cost increases; (2) personal out-of-pocket spending on insurance premiums and co-payments have declined from 23% to 11%; and (3) chronic illnesses account for 84% of costs overall among the entire population, not only of the elderly. Three factors have produced the most change: (1) consolidation, with fewer general hospitals and more single-specialty hospitals and physician groups, producing financial concentration in health systems, insurers, pharmacies, and benefit managers; (2) information technology, in which investment has occurred but value is elusive; and (3) the patient as consumer, whereby influence is sought outside traditional channels, using social media, informal networks, new public sources of information, and self-management software. These forces create tension among patient aims for choice, personal care, and attention; physician aims for professionalism and autonomy; and public and private payer aims for aggregate economic value across large populations. Measurements of cost and outcome (applied to groups) are supplanting individuals' preferences. Clinicians increasingly are expected to substitute social and economic goals for the needs of a single patient. These contradictory forces are difficult to reconcile, creating risk of growing instability and political tensions. A national conversation, guided by the best data and information, aimed at explicit understanding of choices, tradeoffs, and expectations, using broader definitions of health and value, is needed.

 

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。まあまあいい感じです。

米国のヘルスケアには、ケアを受け、提供し、資金を提供する人々の間の複雑な相互関係の膨大な配列が含まれている。この論文では、公開されているデータを用いて、主に1980年から2011年までのヘルスケアの傾向を、資金の出所と使用(「経済的解剖学」)、ケアを受ける人と提供する組織、そしてその結果として生み出された価値と健康の結果を明らかにした。2011年には、米国の医療は労働力の15.7%を雇用し、支出は2.7兆ドルに達し、米国の国内総生産(GDP)に占める割合は、1980年から2倍の17.9%に増加した。年成長率は1970年以降、特に2002年以降は低下しているが、年率3%で他のどの産業やGDP全体をも上回っている。政府資金は1980年の31.1%から2011年には42.3%に増加した。医療に投入される資源は増加しているにもかかわらず、出生時平均寿命や多くの病気での生存率など、複数の健康指標を見ると、米国は同業国に後れを取っていることがわかります。この分析結果は、いくつかの一般的な仮定と矛盾している。2000年以降、(1)サービスへの需要や人口の高齢化ではなく、価格(特に病院代[年4.2%増]、専門サービス[年3.6%増]、医薬品や医療機器[年4.0%増]、管理費[年5.6%増])がコスト増加の91%を占めていること、(2)保険料や自己負担金にかかる個人のポケット外支出は23%から11%に減少していること、(3)高齢者だけでなく、人口全体のコストの84%を慢性疾患が占めていること。最も大きな変化をもたらしたのは3つの要因である。(1) 総合病院が減少し、単一の専門病院や医師グループが増えたことで、医療システム、保険会社、薬局、給付管理者に財政的な集中が生じたこと、(2) 投資は行われているが価値がつかめない情報技術、(3) ソーシャルメディア、非公式なネットワーク、新しい公共の情報源、自己管理ソフトウェアを使用して、従来のチャネル以外の場所で影響力を求めている消費者としての患者、の3つの要因が最も大きな変化をもたらしている。これらの力は、患者は選択、個人的なケア、注意を求め、医師は専門性と自律性を求め、公的および民間の支払者は大規模な集団全体の経済的価値を求めているという緊張感を生み出している。コストとアウトカム(集団に適用される)の測定値は、個人の嗜好に取って代わりつつある。臨床医は、社会的・経済的な目標を一人の患者のニーズに置き換えることを期待されるようになってきている。これらの矛盾した力を調整することは困難であり、不安定さと政治的緊張が高まる危険性がある。健康と価値のより広い定義を用いて、選択、トレードオフ、期待を明確に理解することを目的とした、最高のデータと情報に導かれた国民的な対話が必要である。

これをもう少しこなれた表現にしてみます。(下線は筆者が追加)

米国のヘルスケアの受益者、提供者、資金提供者の間には膨大かつ複雑な相互関係がある。本論文では公表されているデータを用いて、ヘルスケアの資金源と支出先(すなわち「経済的解剖学」)、ヘルスケアの受益者と提供組織、生み出された価値と健康面のアウトカムについて、主に1980年から2011年までの傾向を明らかにする。

2011年には米国のヘルスケアは雇用の15.7%を占め、支出は2.7兆ドルに達し、国内総生産(GDP)に占める割合は1980年から倍増して17.9%に達した。年成長率は3%で、1970年以降、特に2002年以降は低下しているが、それでも他のすべての産業や全GDPの成長率を上回っている。政府の出資割合は1980年の31.1%から2011年には42.3%に増加した。医療に投入する資源は増大しているが、出生時平均寿命や多くの病気の生存率などの健康指標は他の先進国より劣っている。

分析結果のうち一般常識と異なる点を挙げると、2000年以降、(1)サービス需要や高齢化ではなく、価格の上昇(特に入院費[年4.2%増]、専門サービス[年3.6%増]、医薬品や医療機器[年4.0%増]、管理費[年5.6%増])がコスト増加の91%を占める、(2)保険料の上乗せや自己負担金による支出は23%から11%に減少した、(3)高齢者に限らず、全人口におけるコストの84%を慢性疾患が占める。

変化の三大要因を挙げると、(1)組織統合:総合病院が減少して単科の専門病院・医師グループが増え、医療システム、保険会社、薬局、給付管理者が財務的に統合した、(2) ITへの投資:価値を生んだとは言い難い、(3) 消費者としての患者:ソーシャルメディア、非公式なネットワーク、新たな情報源、自己管理ソフトウェアといった従来とは異なる手段で影響力を持つようになった。

こうした状況は、選択肢と個別的なケアと思いやりを求める患者と、専門性と自立性を求める医師集団レベルでの経済的価値を求める公的および民間の保険者の三者の間に摩擦を生み出している。個人の意向より集団レベルのコストとアウトカムが優先され、臨床家は個々の患者のニーズより社会的・経済的な要請を優先するよう求められつつある。これらの相反する要請を並立させるのは困難で、混乱や政治的緊張が高まる恐れがある。

最良のデータと情報を基に、健康と価値についてより広い視点を持ち、選択肢・トレードオフ・要望を明確化するための対話を全国レベルで進めていく必要がある。

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