文章の綴り方
前回に続き、文章の書き方を考えました。
参考にしたのは以下の本です。
小論文・レポートの書き方 パラグラフ・ライティングとアウトラインを鍛える演習帳 野田直人著 人の森
改訂新版 核技術・伝える技術 倉田保美 あさ出版
1)パラグラフ・ライティング
パラグラフ1つにつき「いいたいこと」を1つ書く、パラグラフの最初の文(トップセンテンス)だけ読んで行っても話が通じるように書く、ということです。
試しにさまざまな英語の文章を読むと、トップセンテンスだけで要旨を掴むことができました。日本語の文章だと、そうでもありません。
英文では共有されているルールでありながら、残念ながら私は明示的に習ったことはなく、意識して書いたこともありませんでした。
こうして書こうとすると、最初はかなり戸惑いますが、すぐに整理しやすいことに気づきます。今まで何をやって苦しんでたんだろうな、と思います。
ちなみに、パラグラフ・ライティングを支援するツールとして、マイクロソフト・ワードには「アウトライン・モード」があります。私も試してみましたが、今一つな感じがして、けっきょく続きませんでした。
2)既知の情報から未知の情報へ
既知の情報から未知の情報という順序に並んでいると、読者にとって理解しやすいので良いということです。
これも、逆を考えれば、つまり未知の情報が先だと理解しにくいというのは、当たり前のことですね。
これも意識して書いたことはありませんでした。文を推敲している時に、意識せずにやっていたとは思いますが。
追記
その後、積読であった木下是雄著の「理科系の作文技術」(中公新書)を読み、パラグラフライティングを確認しました。やはり名著は名著であり、早く読んどけばよかったです。
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