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2022年9月23日 (金)

バイオ サイコ ソーシャル 十五年説

Engelのバイオ・サイコ・ソーシャル モデルでもありませんが・・・今日、気づいたことを書き残しておきます。

 

私が医学部に入ってから基礎研究を辞めるまでの15年は、バイオの時代でした。

精神科医に転向して、サイコセラピーについてそれなりに勉強して、だいたい15年でもういいかと思いました。ただ、それで終わりにすると何も残らないので、論文を書いていますが。

次はソーシャルです。精神科医として、雇用面では休職や復職、傷病手当の診断書、福祉面では障碍者手帳や年金の診断書、生活保護受給者の医療要否意見書、介護保険意見書、などなど週に何通書いているやら、という感じです。

こうした話題には、倫理的問題をはらんでいます。たとえば、「貧乏人は気の毒だ」と思うか「貧乏人は怠け者だ」と思うかで、診断書の書きぶりは変わってくるでしょう。

社会科学の導き手として、小室直樹さんを選ぶことにしました。今は「痛快!憲法学」を読んでいます。自分があまりに無知のまま生きてきたことを思い知らされながら、楽しく学んでいます。あと15年は、ということになるのでしょうか。

 

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