« 2023年5月 | トップページ | 2024年1月 »

2023年12月

2023年12月16日 (土)

Evernoteの(ほぼ)完全有料化

Evernoteはメモ代わりにちょこちょこ使っていたのですが、12月4日より無料バージョンでは50項目以上に増やせなくなってしまいました。事実上の完全有料化です。

たかがメモ書きのために年1万円は高いし、赤字でいつ潰れるか分からないので、他のアプリに移行することにしました。

マイクロソフトのOneNoteにしようとしたら、こちらもOffice365のサブスクを強制されそうになりました。怖い怖い。

すでに契約しているDropboxに付属している、Dropbox Paperというアプリを使うことにしました。

ウェブのアプリは便利ではありますが、無料だからといって頼っていると、いきなり梯子を外されるのが怖いですね。

 

| | コメント (0)

2023年12月 2日 (土)

飛ぶ教室

昔、ケストナーの小説を読んだ記憶がうっすら残っています。

が、ここで書きたいのは、高橋源一郎のラジオ番組「飛ぶ教室」についてです。

エッセイ集「高橋源一郎の飛ぶ教室」は、ラジオ番組の冒頭で語られるエッセイを集めた本です。このエッセイ集がエモい!それで、ラジオ番組も聴くようになりました。70歳を超えているのに、高橋さんの声や語り口は若々しいです。

ラジオ番組は、1冊の本の紹介と、その本についてゲストと語り合うという構成です。50分があっという間です。

最近のゲストは、詩人の谷川俊太郎をはじめ、内田樹、伊藤比呂美、さらには(AV女優で作家の)紗倉まなといった錚々たるメンバーです。

取り上げられた本も、歎異抄、鶴見俊輔の「教育再定義への試み」、マイナーなところでは日本初の老々介護をテーマとする小説である耕治人の三部作「天井から降る哀しい音」「どんなご縁で」「そうかもしれない」など、なかなかのラインアップです。鶴見俊輔の本は積読でしたが、高橋さんのちょっとした言葉をもとにスラスラと読め、良さを理解できました。耕治人の本は絶版だったので、Kindleを買いました。

彼は大学で教えていたほか、数多くの文学賞の審査委員を担当しています。おそらく、小説家としての能力に加えて、批評家としての能力も買われているのでしょう。今後も読書の指南役となってもらいます。

| | コメント (0)

« 2023年5月 | トップページ | 2024年1月 »