飛ぶ教室
昔、ケストナーの小説を読んだ記憶がうっすら残っています。
が、ここで書きたいのは、高橋源一郎のラジオ番組「飛ぶ教室」についてです。
エッセイ集「高橋源一郎の飛ぶ教室」は、ラジオ番組の冒頭で語られるエッセイを集めた本です。このエッセイ集がエモい!それで、ラジオ番組も聴くようになりました。70歳を超えているのに、高橋さんの声や語り口は若々しいです。
ラジオ番組は、1冊の本の紹介と、その本についてゲストと語り合うという構成です。50分があっという間です。
最近のゲストは、詩人の谷川俊太郎をはじめ、内田樹、伊藤比呂美、さらには(AV女優で作家の)紗倉まなといった錚々たるメンバーです。
取り上げられた本も、歎異抄、鶴見俊輔の「教育再定義への試み」、マイナーなところでは日本初の老々介護をテーマとする小説である耕治人の三部作「天井から降る哀しい音」「どんなご縁で」「そうかもしれない」など、なかなかのラインアップです。鶴見俊輔の本は積読でしたが、高橋さんのちょっとした言葉をもとにスラスラと読め、良さを理解できました。耕治人の本は絶版だったので、Kindleを買いました。
彼は大学で教えていたほか、数多くの文学賞の審査委員を担当しています。おそらく、小説家としての能力に加えて、批評家としての能力も買われているのでしょう。今後も読書の指南役となってもらいます。
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