2009年9月22日 (火)

お金の運用の単純化

「シルバーウィーク」という初めての連休は、主に本棚の整理をしていました。

引越の度に捨ててはいたのですが、今度もかなり思い切って捨てました。本業の本はなかなか捨てがたくて、対照的にビジネス書はピーター・ドラッカーの本を含めて数冊です。

副業である投資については、この度、さらに単純にすることにしました。それは次の通りです。

・半年分の生活費は現金で置いておく

・残りの1/4は外債ファンド、3/4は世界株式インデックスETF(バンガード・トータル・ワールド・ストック・マーケットETF:VT)にする

あとは貯金が貯まってきたら外債ファンドとVTを買い足すだけです。シンプルでしょう?

6年前に資産運用を本格的に始めてからの記録があります。試行錯誤を重ねて、ようやく納得のいくシンプルな形にまとめることができました。これも日本での海外ETFの充実のおかげです。

投資関連の本も、木村剛の「投資戦略の発想法」の旧版のみ残して、あとは処分しました。ちと寂しい気もしますが、インデックス派ブロガーさんたちの活躍を見守っていることにします。

お金の勉強は続けていくつもりです。現在、簿記3級試験に向けて勉強中で、できれば2級も受けて財務諸表を読めるようになりたいです。税金や社会保障についてFP3級程度の知識も持っておきたいと思います。

| | コメント (0)

2009年6月10日 (水)

世界株式ETFがついに日本で発売に!

カン・チュンドさん梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーさんが紹介されているように、バンガード・トータル・ワールド・ストック・マーケットETFが日本でも発売されることになりました。

これは、世界市場を時価総額に比例して買うことができるというものです。

各国の株式市場が異なったルールで運営されている以上、効率性には疑問があります。

むしろ、「世界をひとまとめにする」というコンセプトのもつインパクトが大きいと思います。それこそまさに、3年前に「臆病者のための株入門」(橘玲著)を読んで衝撃を受けたことでした。

ジョン・レノンの"Imagine"の "And the world will be as one"という歌詞が浮かんできました。フラットになりつつある世界にどのように参加するのか?その一つの手段を手にしたという喜びを感じます。

旅は続きます。

| | コメント (0)

2009年5月 8日 (金)

金融口座の整理

ちょっと落ち着いてきたので、銀行と証券の口座を整理しました。

銀行はソニー銀行と地元の信用金庫、証券はマネックスの口座を閉鎖しました。残したのは、某メガバンクと某インターネット証券の二つだけです。

ソニー銀行は、斬新なウェブスタイルと中央三井信託の国際型債券インデックスが魅力で申し込みましたが、その後はぱっとしませんでした。信用金庫は家賃の払い込みのために無理矢理作らされて、そこは引っ越したので。マネックス証券は某インターネット証券に比べて海外ETFの取り扱いが貧弱なので、やめることにしました。

銀行は当座の生活資金だけなので、資産運用は証券会社のみです。アメリカ株25%、ヨーロッパ株25%、新興国株20%、海外債券20%、現金10%、という単純なポートフォリオでやってこうと思います。

また、給料も今までよりだいぶ上がったので、着実に積み上げていくつもりです。そのためにも、家計簿を復活せねば、と思っています。

| | コメント (0)

2009年4月19日 (日)

マネー資本主義--NHKスペシャル

今日から「マネー資本主義」というシリーズが始まりました。

初回のテーマは「“暴走”はなぜ止められなかったのか~アメリカ投資銀行の興亡~」です。内容は(当然)昨年からの金融危機を検証するものです。

同業他社との競争という恐怖と、業績に連動するトレーダーの報酬という欲望が推進力となって、レバレッジを際限なく大きくしてはじけちゃった、というストーリーです。

約10年前、やはりNHKスペシャルでやっていたマネー革命〈第3巻〉リスクが地球を駆けめぐると全く同じ構造です。対象が新興国の為替・債券からアメリカの住宅ローンに変わっただけです。分かっているけどやめられないことなのでしょう。

それも関わっていると想像しますが、1年ぶりに京都に帰ってきて、河原町通沿いの店がたくさん閉まっていて驚きました。再生を期待したいです。

夕食は近所の中華料理屋さんの燕々に行ってきました。予約しておいて正解で、全席、予約が入っていました。リーズナブルな値段と優しい味で大満足です。

| | コメント (2)

2008年12月20日 (土)

医師研修制度の変更について

やはり、というべきか、医師研修制度が変更されることがほぼ決定的となりました。

臨床研修、1年に短縮を提示 医師不足で厚労、文科両省

1年で内科や救急を研修、2年目から専門にと。その理由として、医師不足に対応するためだと。

2年目は無駄だという話は研修医からよく聞いていて、「1年で内科と救急だけ回ればいいやろ」と私は主張していましたが、やはりその通りになりそうです。

それにしても、その理由として、「医師不足に対応するため」というのは情けないです。2年間のプログラムを計画した大先生方に配慮してしてなのかもしれませんが。

これにより、赤字を耐えて精神科病棟を維持してきた研修病院(うちの病院を含む)は、維持する理由がなくなりました。いい悪いは別として、さらに淘汰の流れが進むでしょう。

| | コメント (2)

2008年10月 5日 (日)

不機嫌な職場

流行語(?)になった本です。

不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書 1926) Book 不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書 1926)

著者:河合 太介,高橋 克徳,永田 稔
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

この本がベストセラーになったのは、「あ、俺の職場もこんな感じだ!」と共感を持つ人が多かったからでしょう。かくいう私もそうでした。

この本は、問題提起はいいのですが、それを受けた議論として、

1)役割構造の変化:効率化を進めた結果、組織の「のりしろ」がなくなった。自分の仕事で精一杯。

2)仲間に関する「評判」が流通しなくなった。知り合いに対してはいいかげんな態度は取れない、という人間の特性。

3)インセンティブ構造の変化:成果主義により、自分の手柄になること以外には手を出さない。

といった問題に対して、「横のつながりを増やしましょうよ」くらいしか書かれていません。

逆に言えば、人事コンサルタントの能力というのはこの程度なのでしょうか?

私はこの5年間に5つの職場を経験しています。それ以外にも4つの研究室を経験しており、うまく回っている組織、回っていない組織というものを身をもって体験しています。

今は精神科医として個人を相手にしていますが、人間の特性に合わせた、人間がより幸せになるような組織を提案していきたい、という思いが強くなってきています。

| | コメント (0)

2008年8月10日 (日)

久しぶりに投資について

サブプライムローンやらなんやらで世界的に景気が悪くなってきているようですが、この半年くらい投資について考える余裕がなくて、気がついたら「こんなに資産が減ってたの!」て感じです。

でも、景気が過熱すれば物価が上がり、消費を押さえられて景気を冷ます、というのはごく自然な成り行きであり、ジタバタするようなことではないと思います。

黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 究極の資産運用編 Book 黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 究極の資産運用編

著者:橘 玲,海外投資を楽しむ会
販売元:ダイヤモンド社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

本屋のかなり目立つところに置いてありました。海外投資もメジャーになってきたんですね。

私が興味を持ったのは、世界の株式市場にまんべんなく投資するACWI (All Country World Index)というETFです。世界経済の発展に投資しようとすれば、これ一本でこと足りてしまいます。ことしの春にできたばかりで、日本では販売されていませんが、成り行きを注目していきます。

日本人が知らなかったETF投資 Book 日本人が知らなかったETF投資

著者:カン・チュンド
販売元:翔泳社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

あと、以前、お世話になったファイナンシャル・プランナーのカン・チュンドさんが本を出されることになりました。今や、日本におけるETFのオピニオン・リーダーですからね。9月13日の出版記念セミナーにも参加する予定です。

マネックス証券もいよいよ海外ETFの取り扱いを始めるようですし、2年前と比べればものすごい進歩ですね。もちろん、「ものすごく儲かる」ようになったわけでないのですが。

| | コメント (0)

2008年3月30日 (日)

橘玲氏の新著「黄金の扉を開ける賢者の海外投資術」

橘玲氏は豊富な海外投資情報を元に、独特の視点から数々のベストセラーを出しています。

今回の本は、以前、紹介した

臆病者のための株入門 (文春新書) Book 臆病者のための株入門 (文春新書)

著者:橘 玲
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

の続編です。その本が出た2年前の時点では、日本の証券会社から安いコストで海外の株式に投資するのは困難でした。しかし、世の中の流れは確実に、そして思っていたよりも早いスピードで動き、瞬く間に海外ETFがネット証券で売買できるようになりました。

今回の本

黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 Book 黄金の扉を開ける賢者の海外投資術

著者:橘 玲
販売元:ダイヤモンド社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

はその上級者編ということで、デリバティブやエマージング投資の話題も盛り込み、金融の世界を旅しているような不思議な感覚を覚えます。私のようなミドルリスク・ミドルリターンを求める人間が使えそうな知識はあまり書かれていませんが、読み物としては非常に楽しめ、今日1日で読み切ってしまいました。

何よりも、最後の一節が彼の哲学を物語っています。

 自由に生きるためには、ひとは経済的に独立していなくてはならない。そのためには、会社にも、国家にも依存せずに、自分と家族の生活を守るだけの経済的な基盤を築くしかない。「リタイアメント」とはすなわち、経済的独立を手に入れることなのだ。

 自由とはたんなる観念ではなく、個人の経済力から生み出されるのである。

私も自由に生きたいと思います。

| | コメント (0)

2007年10月15日 (月)

最近のマネー

サブプライムローン問題で揺れた夏ですが、私のポートフォリオは大幅に入れ替えた6月末の水準に戻りました。先進国(特に日本)はイマイチですが、エマージング、特に中国株の伸びはめざましいです。あまりに激しいので、一部、売却して元のポートフォリオに戻しましたが。

もちろん、暴落しないようにFRBがうまく立ち回っているのもありますが、「サブプライム」に過剰に反応している日本のマスコミはおかしいと思います。文系の人たちには、もっと定量的なものの見方を身につけてほしい者です。

| | コメント (0)

2007年10月 2日 (火)

日本は将来、何で食べていくか?

少子高齢化で日本の未来を憂う声が満ちています。そんな中、新聞や雑誌には「日本はものづくりの国」「高付加価値の製造業こそが日本の生きる道」といった言葉が頻繁に見られます。

直感ですが、これらは誤った方向に導く可能性が高いです。製造業は中国やインドなどが猛然と追い上げてきており、若くてやる気と能力がある人材がどんどん供給されているこれらの国には遠からず追い越されるでしょう。製造業に固執する人々は、過去の成功にとらわれすぎています。

日本が重点を置くべき分野は、金融とヘルスケアです。いち早く改革に成功したイギリスとアメリカが日本とどこが違うのか見れば一目瞭然です。

幸い、日本には1500兆円を超える家計資産があり、その半分がほとんど利子の付かない預貯金として眠っています。これが活性化すれば、金融ビジネスは活気づくし、資産から生み出された果実がさらに別の投資先に向かって拡大を続けるでしょう。

ヘルスケアも大きな可能性を秘めています。高齢者が増えることでマーケットは大きくなる一方ですし、無意味な規制が撤廃されれば効率化できる余地が山ほどあります。労働集約型の産業だけに、雇用も生み出します。 

私は医師としてはまだ2年目ですが、医療の世界の非効率性はつくづく感じます。もっと自由な競争の元で、経営センスのない病院はどんどん淘汰されればいいと思います。それが医者にとって居心地の良い世界かどうかは分かりませんが。。。

| | コメント (0)

2007年6月14日 (木)

ポートフォリオ実現

昨日、楽天証券で海外ETFを購入し、カン・チュンドさんからアドバイスいただいたポートフォリオをようやく実現しました。その内容は

安全資産(普通預金、MMF):17.1%

外債:19.0%

アメリカ株式(SPD):24.6%

アメリカ以外の先進国株式(EFA):24.0%

エマージング株式(EEM):9.9%

中国株(China Trucker):5.4%

です。すべてインデックスファンドないしETFです。

この1年間を振り返ると、ぐずついていた日本株に見切りをつけ、思い切って海外株式に振り替えたのが功を奏し、資産は2割増えていました。それはそれでもちろん嬉しいことですが、カンさんにアドバイスいただいて、ポートフォリオに関する迷いが吹っ切れたのが良かったです。

ともあれ、これからはこのポートフォリオを大事に育てていきたいと思います。

| | コメント (0)

2007年5月10日 (木)

ファイナンス入門

梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーさんのブログなどを読んでいると、適正な株価かどうか評価するためにはファイナンスの勉強をしなければ、という気になり、

道具としてのファイナンス Book 道具としてのファイナンス

著者:石野 雄一
販売元:日本実業出版社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

を買っていたのですが、初心者には難しくて積ん読になっていました。

最近、同じ著者から

ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務 Book ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務

著者:石野 雄一
販売元:光文社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

という本が出たので、さっそく買ってきてゴールデンウィークに読んでみました。なんとなく理解したのは

・資金の調達には負債と株式資本があり、その加重平均コストをWACCという

・現在価値と割引率の関係

・フリーキャッシュフローから会社の値段を計算する

といったところです。まだ消化し切れていなくて、「道具としての~」を読むのはちょっとしんどいので、「ざっくりわかる~」を読み直そうというところです。

できればこういった議論に頭を慣らしておいてから行動ファイナンスの勉強をして、さらには神経経済学、精神医学に至る一筋の流れのようなものを見つけたいと思います。

| | コメント (2)

2007年5月 4日 (金)

神戸でFPに会いました

お金の管理について疑問があったので、晋陽FP事務所にコンサルティングをお願いし、昨日、妻と一緒に神戸にある事務所に行ってきました。日経新聞でもコメントが紹介されているカン・チュンドさんの事務所です。

昼食までの1時間足らずの間に異人館めぐりを済ませ、昼食は伊藤ダイニングでヘレステーキランチ2100円。Zagatでの評価ほどいいとは思いませんでした。

午後2時からコンサルティング開始。カンさんとの面談で明らかになった主な疑問点は以下の3つです。

1)共働きの夫婦でどのように財産を管理するか?

2)私の資産の望ましいポートフォリオ

3)妻のマンションのローン返済

1)については、(A)完全に別々に管理する、(B)名義は別にするが実質上は一緒に運用する、(C)完全に合体させる、という三つのやり方を提示していただき、(A)と(B)の中間に落ち着きました。

2)については、これまでの経験、リスク、期待リターン等を踏まえて、(1)安全性資産:15%(2)株式:65%(3)外債:20%、株式の内訳は先進国に45~50%、新興国に15~20%、というのがお勧めのポートフォリオとのことでした。現在の時価総額から考えて新興国の割合がやや多いように感じたのですが、今後10~20年後の姿を考えるとこれくらいが適切でしょう、という言葉は説得力がありました。

3)については、数字を挙げて変動金利のリスクを説明していただき、ローン返済額が大幅にアップするリスクを減らしたければ、固定金利に切り替えるのが望ましいとのコメントいただきました。これには妻も納得がいったようです。

2時間で1万5千円のコンサルティングでしたが、無駄がなく、非常に満足のいくものでした。その要因として、こちらの問題点を的確に聞き出し、それに対してこちらの理解度に応じて回答するカンさんの経験と能力があります。同じ人と相対する職業として、参考になりました。

その後はハーバーランドで観覧車に乗ったりメリケンパークを散歩したりして、南京町を通って帰宅しました。私はもっと落ち着いたところが好きなのですが、妻は大いに満足していました。

という神戸での一日でした。

| | コメント (0)

2007年4月 5日 (木)

M菱U信託銀行との取引解消

M菱U信託銀行とは親の代からのつきあいで、信頼もあったのですが、このたび、取引を解消することにしました。その理由は・・・

1)取り扱っている商品が高コストでインデックス投資派の私には会わない。

2)インターネット取引ができない。

3)店舗が少なく、さらに取引に時間がかかってサービスが悪い。

最後に持っていたのは3年前に買った個人向け国債ですが、これを売ろうとK支店に行くと、

「国債は売れません」→個人向け国債は1年経過したら売れる

「支店が違うので解約できません」→口座をその支店に移せば解約できる

など問答があり、3時間かけてようやく解約にこぎつけました。

1週間後、入金があったので、普通預金の全額をソニー銀行の口座に振り込もうとすると(その前に案内係の人に確認しているのに)、利子が付いている云々で振り込み用紙を一から書き直させるというおまけ付き。

資産運用をすることもないし、ローンもソニー銀行で組めるようなので、親の遺言信託までは縁がないでしょう。さらば!

| | コメント (0)

2006年11月 4日 (土)

ロンドン証券取引所に上場のETF

ちょっと気が早いですが、ロンドン取引所に上場しているETFが東証でも買えるようになった場合のことを考えてみました。

ロンドン取引所に上場しているETFはこちらです。すべてiSHRES、つまりBarklaysから出ているものです。S&P500など主な市場のインデックスがそろっていますが、世界市場インデックスにほぼ一致するものとしてiSHARES MSCI Worldが最も有用と思われます。

expence ratio (年あたりの信託報酬)が0.50%と激安ではないこと、取り扱いがポンドなので為替コストがドルより割高になるであろうこと、の2点が少し物足りないです。また東証ではなかなか取引が成立しないかもしれない、というGabbianoさんの指摘ももっともです。

焦って動き回るとコストがかかります。ETFをめぐる動きは非常に早いので、ベストに近い条件が揃ったところで参入すればいいかな、と思います。

追記:既に東証に上場されている外国株は円建てで取引できるのでは、というご指摘を水瀬さんからいただきました。その通りですね。

| | コメント (2) | トラックバック (2)

ロンドン証取 東証と提携協議---ETFの相互上場検討

11月4日(土)日経新聞朝刊の1面、5面からの引用です。

英ロンドン証券取引所が東京証券取引祖に対し業務提携を申し入れたことが明らかになった。株価指数連動型の上場投資信託(ETF)の相互上場などを打診しており、東証側も協議に入ることで合意した。東証は米ニューヨーク証券取引所とも提携を協議しており、覇権争いの激しい欧米の有力取引所がアジア本格進出に向け、東証へのパイプづくりを競い始めた。・・・

ドイツ取引所など欧州の取引所は日経平均株価や東証株価指数などに連動するETFを積極的に上場。個人投資家を中心に活発に取引されている。東証には国内株のETFが多数上場しているが、海外ETFはない。個別株に比べて分散投資の効果があるETFを円建てで取引できれば個人のメリットは大きい。

現物株取引が中心の東証は2009年の上場をにらみ、収益基盤の多様化を急いでいる。海外株のETFはそのための有力な新商品と位置づけている。ETFの品ぞろえが増えれば将来の収益への貢献も期待できる。〔引用終わり〕

水瀬さんの海外ETFの提供パターンを勝手に予測 で言えば「水瀬期待度:100%」が実現しそうなのです。世の中は予想以上に早く動いている!と感動してしまいました。

最近では楽天証券によるS&P500などのETF取り扱いが話題になりましたが、今はじっくり待って東証に上場されるのを待つ方が、利便性・コストなどの点で有利でないかと思います。日本の金融開国は間近です!

| | コメント (1) | トラックバック (5)

2006年10月22日 (日)

海外ETF、日経新聞でも宣伝!?

10月26日付日経新聞の「マネー入門」の欄で、海外ETFの特集が大々的に組まれていました。主な海外ETFの種類、国内で販売している証券会社、信託報酬、最低売買価格などの一覧表が載っていました。また、FPのカン・チュンドさんの勧める国際分散投資のグラフや、世界の株式市場の時価総額の比較(アメリカが5割近く、日本と英国が1割ずつ、など)も紹介されていました(これはまさに橘玲氏の「世界市場を買う」発想ですね)。

海外ETFに対する関心の高さを思い知らされるとともに、この記事によってさらにその勢いが加速していくものと思われます。その際、問題になるのはやはりコストだと思います。国内、国外の証券会社に払う売買手数料、口座管理料、為替手数料。。。それに加えて、証券会社の安定性・信頼度など、考えることは多いです。

これまで大手証券会社が顧客をないがしろにする姿はいやというほど見せつけられてきたので、N村やN興で買うことは考えられません。R天もいつまで残るか分からないし。。。やはり、マネックスにがんばってもらうしかないようです。

追記:水瀬ケンイチさんのご指摘を受けましたが、上の「10月26日」というのは10月22日の誤りでした。未来の記事が分かるはずないですよね。すみませんでした。

| | コメント (6) | トラックバック (2)

2006年9月18日 (月)

アセット・アロケーション

台風13号で風は吹きまくっているけど雨は降りません。せっかくの祝日なのに蒸し暑くて気持ち悪いです。

この2ヶ月くらいでだいぶ資産の内容を入れ替えました。(流れを読む投資を参照)

で、今の運用資金の内訳は

日本株10%、日本債券10%、外国株60%、外国債券20%

となっております。ほとんどインデックス運用で、外国株はワールドインデックスに香港H株ETFを少々混ぜています。

最近、インデックス運用に関するブログが多いです。皆さん、信託報酬や手数料の安いファンドを探すのに苦労されているようです。

気づいたら外貨建て資産が8割になっていました。日本沈没でも生き残ります!

| | コメント (7) | トラックバック (1)

2006年7月 5日 (水)

流れを読む投資

海外ETFの規制が日本でも緩和されるということで、自分の資産配分を世界ポートフォリオに近づけようと考え始めています。世界ポートフォリオとは、各国の時価総額に比例してその国の株式に投資することで、アメリカ株で約半分、それ以外の国で約半分となります(「臆病者のための株入門」より)。これは、S&P500EAFEを半分ずつ買うことで近似できます。それに加えて自分の場合、香港H株指数ETFも多めに買っています。

で、それぞれ5年分のチャートを眺めたところ、EAFEはこの3年くらい順調に上げているし、香港H株指数ETFも去年の年末から大きく上げているのに対し、S&P500は2003年に底をつけてからようやく戻したくらいで、ここ2年くらいは微増なんですね。こんな時はエネルギーが溜まっていると考えます。よって、そろそろ日本株・中国株を整理して、アメリカ株にまとまった買いを入れようと思います。

この判断が正しかったかどうか、1年後のお楽しみです。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2006年4月22日 (土)

「臆病者のための株入門」

臆病者のための株入門 Book 臆病者のための株入門

著者:橘 玲
販売元:文芸春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

パラパラと読んでみました。役に立ちそうなのは最後の章だけですが、これがスゴイ。最も合理的なのは世界市場ポートフォリオに投資することだ、と言い切っています。日本の市場は世界の15%に過ぎないから、85%は外貨建てで運用すべし、というあたり、カゲキな橘玲節が炸裂しています。

アマゾンでは本のランキングで15位でした。日経新聞に広告が出ていたのもあるでしょうが、こんな本の読者がこれからの日本の金融を変えていくのでしょうね。

海外株式のインデックスファンドの信託手数料は0.8%程度で、税金と合わせるとかなり理不尽なコストです。そこで、アメリカ市場に上場されているETFを買おうと調べてみましたが、日本の証券会社では無理そうです。かといって、アメリカの証券会社に口座を開くのも面倒なので、日本の証券会社に要求しましょう!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月15日 (水)

資産運用って退屈?

3年前に遺産をもらって資産運用するはめになりました。で、

最新版 投資戦略の発想法 Book 最新版 投資戦略の発想法

著者:木村 剛
販売元:アスコム
Amazon.co.jpで詳細を確認する

の前の版を何度も読んで、巻末の参考文献(「敗者のゲーム」「ウォール街のランダム・ウォーカー」「インデックスファンドの時代」)なども読みあさりました。この勉強はなかなか楽しかったです。次に、

内藤忍の資産設計塾―あなたの人生目標をかなえる新・資産三分法 Book 内藤忍の資産設計塾―あなたの人生目標をかなえる新・資産三分法

著者:内藤 忍
販売元:自由國民社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

のアセット・アロケーションを参考にしました。ちなみに内藤忍氏による標準的なアセット・アロケーションは

日本株式:30%、日本債券:10%、海外株式:20%、海外債券:20%、その他:20% です。

これを自分なりにアレンジして、次のような配分を目標に投資しています(海外株式と債券をドルコスト法で積み立て中)。

日本株式:30%・・・TOPIX連動型ETF

日本債券:10%・・・個人向け国債(変動金利)

海外株式(除く中国株):20%・・・中央三井海外株式インデックスファンド

中国株:20%・・・HSBCチャイナオープンハンセンH株指数ETF

海外債券:20%・・・中央三井海外債券インデックスファンド

中国の発展が続くと思うので多めにしてありますが、アクティブとインデックスのどちらがいいか分からないので半分ずつにしています。いずれも手数料や信託報酬が最も安いものです。外貨建て資産が55%あるので、円安になろうが円高になろうが関係ありません。期待リターンは税引きで5%くらいでしょうか。

こうやって運用にまわすと、あとは寝て待つだけで退屈なんですね。これが確実な方法とはいえ、銘柄を選ぶ楽しみや売買のタイミングを図るスリルもありません。趣味は他に見つけなきゃ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年3月 3日 (金)

拝啓 木村剛様---「投資戦略の発想法」を読んで

拝啓 木村 剛 様

 「投資戦略の発想法」を旧版から愛読させていただいています。また、「木村剛の投資家入門」もインターネットで毎週、拝見いたしておりました。この度、感謝も込めて感想をお送りさせていただきます。

 4年前、大学院を卒業して仕事に就くことになりました。それと前後して父を病気で亡くし、少なからぬ遺産を受け取ることになりました。そんな中、「お金」の扱いにとまどっていたところに出会ったのが「投資戦略の発想法」でした。

 理系の研究職なので論理に親しんでいたのですが、この本はきわめてロジカルで説得力がありました。それまでは資産がいくらあるのか分からないまま、場当たり的に株や投信を買っていたのですが、下がったまま塩漬けになっていて、どれくらい損が出たか把握できていませんでした。

そこで、まずは資産と支出を把握し、どれだけ投資にまわすか決めました。次に、この本で紹介されていた「敗者のゲーム」や「ウォール街のランダム・ウォーカー」などを読んで資産運用のロジックを学び、アセット・アロケーションと投資先の金融商品を考えました。おかげで、この3年間に年率10%以上で資産を運用することができ、それ以上に「お金」に関して「骨太のプラン」を作り実践することの威力を実感したのが大きな収穫です。その基礎になったのがこの本でした。

 この3年で状況も大きく変わりました。金融危機やイラク戦争で弱気一色の株式市場が、今や東証がパンクするほどの株ブームになりました。インターネットで情報収集が楽になり、金融商品をネット証券・ネット銀行で簡単に売買できるようになりました。中国株など金融商品の選択の幅も広がりました。あふれんばかりの情報の中、「投資戦略の発想法」がこれからも多くの人の道しるべとなることを祈ってやみません。

 この本がよりよい道しるべとなるために、二つの要望があります。一つは、参考文献の項を復活していただきたいのです。この本はあくまで入門書であり、本格的に実践に移るにはさらなる学習が必要だと感じます。もう一点は、アセット・アロケーションが非常に重要であるならもっと充実した解説があってよいのではないでしょうか。たとえば各アセットクラスの過去のリターンとリスクのデータを示すとか、代表的な機関投資家の資産運用のデータを示していただけると参考になります。国内株式六割、国債三割、外貨預金一割、という例はちょっといただけません。

 あと、これは感想ですが、新版になって漫画や付録が付きましたが、それでとっつきやすくなったような気もしません。むしろ、旧版の方がエッセンスが凝縮されていて私は好きです。理系人間で簡潔な文体を好むからかもしれませんが。

 では、今後もブログなどを参考にさせていただきます。さらなるご活躍を祈っております。

敬具

| | コメント (0) | トラックバック (0)